移動販売キッチンカーズ・商品開発のポイント3

絶対単品をつくろう

美味しいだけでは売れないが、美味しくなければ続かない。

移動販売には、固定店舗のように、快適な空間を持って食べる環境や食事中のサービスありません。

これは、なんとなく居心地がいいとか、食事中の気が利く接客がいいということでお客さんがリピートしてくれることはない、ということです。

移動販売が再び選んでもらう、何度も選んでもらう、、最大の武器は商品そのもの。移動販売は商品勝負です。

絶対単品の条件は、そのお店の看板商品であることはもちろんですが、
日々の営業の中で、お客さんがその味を求めて何度も来店してくれるもの。
イベント出店で、昨年食べたお客さんが、美味しかったから、という理由で今年もまた買いに来てくれるものです。

多くのイベント出店では絶対単品が無くても売り上げをつくることは可能ですし、それをやっている移動販売もたくさんいます。
ただ、日々お客さんとの関係をつないでいく移動販売には絶対単品があります。
イベントであっても、毎年や毎月のその日を楽しみにしてもらい、その関係をつないでいく商いをするのであれば、やはり、絶対単品は必要。

商品を通してお客さんとの関係をつなぐのが移動販売です。
いくら感じよ良い接客や集客のためのテクニックを駆使しても、お客さんが美味しいと感じてくれる商品がなければ、続いて来店する理由はありません。

現実には、移動販売を続けて行く中で、商品アイテムが変わっていったり、広がっていったりすることがあると思います。当初の思い描いていた商品だけでやっていくのが正解ではなく、変化できるのが移動販売の良さなので、それで良いと思いますが、
変わる場合も広がる場合も、この絶対単品には、材料をちゃんと使って、手間をかけて、もっといえば愛情をかけてほしい。

料理の経験がないんだけど、という方も多いかと思います。
だから単品に絞ります。料理全体のプロにはなれなくても、単品に絞ることでプロになる、プロに近づくことができます。

「絶対単品」を持つことは、お店のコンセプトがぶれないことにもつながります。
どんなアイテムで広げるか?どこまで広げるか?を考える時も、この絶対単品を軸にこのイメージを壊さないもの、と考えていくといいでしょう。
はじめに確固たるコンセプトのようなものがなかったとしても、絶対単品をもって、それを育てる中で、自店のコンセプトが固まってくる、ということも移動販売的にはありでしょう。

そして、このお客さんから見た時の看板商品は、移動販売が出店の依頼を受ける場合の看板でもあります。

自店がいったい何のお店なのか?をイメージしてもらうための一品。

それが次の依頼につながります。美味しかったから。前回好評だったから、、という依頼のリピートに。