移動販売キッチンカーズ・商品開発のポイント1

移動販売というのは、自分が売りたいものを車にのっけていけば、とりあえず商売は始められます。

移動販売には移動販売に適したアイテムがあり、移動販売に適した売り方があります。

もし、自分で売りたいものを売りたいように売りたい(これが、移動販売の醍醐味であると思いますが)のであれば、商品開発は大切です。

今は、「商品がよいだけでは売れない」系のノウハウが出回りすぎていて、
肝心の、「商品がよくなければ売れ続けない」という当たり前のことがあまりに
「言われなすぎ」ではないかと感じています。

移動販売も、お客さんに「支持され続ける」商品があって初めて、「商品がよいだけでは・・・・・・」になるのは当然のこと。

そして、フランチャイズなどに参加せず自分で独立、という道を選ぶならば、その支持され続ける商品は、自分で開発しなければならない。

いや、好きなように開発できます

ここではその移動販売キッチンカーズ、商品開発のポイントをいくつか挙げていってみますね。

 
今日、キッチンカーズの商品アイテムというのは本当に多岐にわたっており、
何が正解ということはありません。
 
具体例の分かち合いは移動販売リアル体験ゼミ〜現場見学の流れの中で体感してみてくださいませ。

移動販売キッチンカーズ・商品開発のポイント2

創りたい料理を創りたいように創っていい

〇原価から入らない

移動販売キッチンカーズのビジネスモデル的には、だいたい売価の30%という目安はありますが、移動販売で、商品(料理)を通して、お客さんと豊かな関係を築いていく商いを目指すならば、商品開発をする際は、まず原価ありきで入らない。ということをおすすめします。

原価をいくら削っても売り上げが立たなければ収益もありませんから、まずは、売れる商品をつくることが大切です。

その元は、自分が作りたいもの、食べて欲しい料理、美味しいと言って欲しい商品をつくること。

美味しい、ということでお客さんとの関係をつないでいっている移動販売は、実際原価を「しっかりかけている」人が多いです。

開発段階で原価を10円削ることを考えるよりは、一つでも多く売れる商品を創ることを考えた方が良いでしょう。


手作り、こだわりの部分はどこなのか?

自店の商品のこだわりはどこにあるのか?をしっかりと持つことは大切です。
すべてをゼロから作るすべてが手作り、というのは素晴らしいことだとおもいますが、

一人で「仕入れ」「仕込み」「販売」をこなしている移動販売では難しいということも事実です。

自店のこだわりが

仕入れという材料の部分にあるのか?
仕込みという手間の部分にあるのか?
現地での販売する中での技術の部分にあるのか?

それぞれの段階で自店の商品のこだわりは何なのか?を考え、その部分は手を抜かない。一方、そのこだわりを外さない中で、日々お店を回していける商品を創るのがよいと思います。

最終的にどのような作品になってお客さんにだされるのか?
見た目の美しさやインパクトが売り上げを左右します。

奇を衒ったものにする必要はありませんが、美味しそうと感じてもらえることが大切。

これも移動販売の魅せ方ということになりますが、作っている料理自体は同じでも、最終的な器や盛り付けを変えることで売り上げが変わります。


移動販売キッチンカーズ・商品開発のポイント3

絶対単品をつくろう

美味しいだけでは売れないが、美味しくなければ続かない。

移動販売には、固定店舗のように、快適な空間を持って食べる環境や食事中のサービスありません。

これは、なんとなく居心地がいいとか、食事中の気が利く接客がいいということでお客さんがリピートしてくれることはない、ということです。

移動販売が再び選んでもらう、何度も選んでもらう、、最大の武器は商品そのもの。移動販売は商品勝負です。

絶対単品の条件は、そのお店の看板商品であることはもちろんですが、
日々の営業の中で、お客さんがその味を求めて何度も来店してくれるもの。
イベント出店で、昨年食べたお客さんが、美味しかったから、という理由で今年もまた買いに来てくれるものです。

多くのイベント出店では絶対単品が無くても売り上げをつくることは可能ですし、それをやっている移動販売もたくさんいます。
ただ、日々お客さんとの関係をつないでいく移動販売には絶対単品があります。
イベントであっても、毎年や毎月のその日を楽しみにしてもらい、その関係をつないでいく商いをするのであれば、やはり、絶対単品は必要。

商品を通してお客さんとの関係をつなぐのが移動販売です。
いくら感じよ良い接客や集客のためのテクニックを駆使しても、お客さんが美味しいと感じてくれる商品がなければ、続いて来店する理由はありません。

現実には、移動販売を続けて行く中で、商品アイテムが変わっていったり、広がっていったりすることがあると思います。当初の思い描いていた商品だけでやっていくのが正解ではなく、変化できるのが移動販売の良さなので、それで良いと思いますが、
変わる場合も広がる場合も、この絶対単品には、材料をちゃんと使って、手間をかけて、もっといえば愛情をかけてほしい。

料理の経験がないんだけど、という方も多いかと思います。
だから単品に絞ります。料理全体のプロにはなれなくても、単品に絞ることでプロになる、プロに近づくことができます。

「絶対単品」を持つことは、お店のコンセプトがぶれないことにもつながります。
どんなアイテムで広げるか?どこまで広げるか?を考える時も、この絶対単品を軸にこのイメージを壊さないもの、と考えていくといいでしょう。
はじめに確固たるコンセプトのようなものがなかったとしても、絶対単品をもって、それを育てる中で、自店のコンセプトが固まってくる、ということも移動販売的にはありでしょう。

そして、このお客さんから見た時の看板商品は、移動販売が出店の依頼を受ける場合の看板でもあります。

自店がいったい何のお店なのか?をイメージしてもらうための一品。

それが次の依頼につながります。美味しかったから。前回好評だったから、、という依頼のリピートに。


移動販売キッチンカーズ・商品開発のポイント4

移動販売的「魅せ場」をつくろう

美味しそうと感じてもらうための演出をしよう

移動販売キッチンカーズ的な売り方とは、「調理の最後の工程をお客さんの目の前で完成させる」ことです。

キッチンカーズでは、通常、事前に仕込みをしておくものですが、どんなアイテムであっても、必ずお客様の目の前で仕上げる工程は欠かせません。

それは、お客さんに「できたてを食べてもらうためにつくる場」、であると同時に、お客さんに「美味しそうと感じてもらうために演出する場」でもあります。

もし、ある商品を仕込み場所で仕込んで、真空パックにして持ってきて、現場では湯煎でお湯ぽちゃ。最後お湯から袋を開けて容器に移す――これをお客さんの前でやったなら、まったく美味しそうではありません。

移動販売の商品開発においては、味はもちろんですが、この「魅せ場」をどこに持ってきて、何を魅せるか? がとても大切なポイントです。

 

●魅せ場があることで、お客さんとの会話が生まれる

そして、「魅せ場」でお客さんと向き合うこの時間は、お客さんとコミュニケーションをとる間であることも、忘れてはならない大切なポイントでしょう。

店舗に比べてお客様と接する機会が少ないのが、移動販売の弱点です。ですから、会話のきっかけとなるような「魅せ場」をあえて作っておくことは、その後のリピーター作りにおいても重要です。

自分の考えているアイテムのどこが魅せ場になるのか? どうやって魅せれば「美味しそう」と感じてもらえるのか? これを考えるのは、とても楽しい作業です。